私だけのもの






「…うわっ」



「何!!!???まずい?!!!」



「い、いや…おいしい…よ…」


「本当に!?」






ぶっちゃけ…

生ゴミの味がする…………

しかも色は
茶色に所どころ紫
混ざってるし…




「あのさ…何入れたかだけ聞いていいか?」




「えっと〜…茄子とごぼうとトマトとキャベツとー」



「待て、それは茹でたのか?」



「ううん♪生だよ♪」




「………………………。であとは?」




「あとー鳴海くんは男子だしスタミナついた方がいいかなと!!だからひき肉いれたの♪」


「もう何もいわねーよ…(泣)」




「あとはね、ハワイアンだから沖縄っぽく黒砂糖とゴーヤいれた♪」




「ゴーヤ………」

このとてつもない苦みの
原因はそれか…






『おーい休憩終ったぞ〜!!!!』






「やばっ店長だ!鳴海くんいっきのみしちゃえっ」



「は!?」



「いっきのみ!」




まじかよ〜…
でも飲まなかったら
わりぃよな


せっかく作って
くれたし…






俺は腹と相談する
時間すらなく
いっきに
流し込んだ。





それから
腹を壊したのは
ゆうまでもない(泣)
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