私だけのもの
「え…?」
美波さんが不思議そうな
顔した。
「いや…あの…もう暗いですし」
するとにこっと笑って
「ありがとうっ♪」
と言った。
その明るい笑顔がまた
華と重なった
「美波さんは何歳なんすか?」
帰る最中に聞いた。
「あたし?あたしは、17だよ♪」
17!!!???
「俺の一個上っすね」
意外だー…
大人っぽかったり
子供みたいだったり
「本当に?♪高校通ってるの〜?」
「通ってますよ!(笑)」
「見た目がね〜♪てゆうか、金より茶髪の方が似合ってるんじゃない?♪」
「まぢっすか…じゃあ茶髪にしますよ(笑)」
「本当にぃ〜?♪」
はしゃぎながら
歩く美波さんはまぢで
中学生。
「何日までバイトしてるの?」
「明日までっすよ」
「えぇ〜!!!淋しくなるなぁ↓↓」
本気で落ち込んでる?(笑)
「またジュース毒味してあげますよ(笑)」
「もーッ!!ジュースは作らないッ」
「ははッ(笑)」
「ー…とっ!!ここだから♪あたし家♪」
マンションについた。
「それじゃまた明日」
「ありがとうねぇ〜♪ばいばいー」
「さよなら」
それから来た道をまた
戻って行った。