私だけのもの





…なんか


華と話してーかも…




そう思って電話をかけた。






「…………。」



機械音が耳に響く




『ふぁい…』



あ、そういえば…




「今、何時?(笑)」



『うん〜?はるぅ?』



「うん」



めっちゃ寝ぼけてる…(笑)



『今わねぇ、11時だよ?』



11時…


「悪かったな。寝てるとこ」



『ん〜ん♪はると話せて嬉しいよ?』



「素直だな」







あ…ここ華家じゃん





『ねー…悠斗は何してるの?』




そりゃあいきなり
会えなくなったら
心配するよな…




「今…どこにいると思う?」




『…えッ!?』







ガラッ




華の部屋の窓が
開いた。





『なッなんでいるの!?』
「なッなんでいるの!?」





ぶっ(笑)



携帯でも聞こえてるし(笑)





「なんででしょう〜♪」



「悠斗…今降りてくから待ってて!」






それだけゆうと
窓開けっ放しで
華は来た。
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