私だけのもの








「なっ鳴海くんっ…」





「うわッ!!!びっくりした…」




「あは(笑)ごめんごめん♪」









着替えてたら
後ろから美波さんがいた




「びっくりしましたよ…どしたんすか?」




「えっとね…?」







もじもじしてるし…



女子ってもじもじ好きなのか?(笑)

なんて思って見てたら





「あ………えて……けど…。」




小さく、ぼそぼそしゃべるから
所々しかきこえねー…




「聞こえないんすけど」





俺が言った瞬間に

バッと顔を上げた。





「あど…教えてほしいんだけどッ」




………(笑)




「顔、真っ赤すよ?(笑)」



「ッ!!!!????////」



顔を両手で覆って
俺を見た。





「いっすよ。別に」



「本当に!!!?」




ガッツポーズまでしてるし…
たかが俺のあどくらいで。








「ありがとねッ♪」



「…いえ(笑)」







美波さんは
お礼を言った後すぐに
店に戻った。







携帯をみて


「おっそいなー…」






なんて呟いたら、





店から悲鳴が
聞こえた。
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