♪純愛Music♪
すると,遊星くんが突然笑いだした。


「違うよ。後藤は,ちょっと相談にのってもらってただけ。」


「うちに相談してもらえば良かったのに...」


遊星くんの顔が少し赤くなった気がした。

「そ,それは...
ほら,玲羅ちゃん,疲れてたから.....」


そこまで考えてくれてたんだ...私の事。


「遊星くんは,優しいね。」



「優しくなんかないよ。全然。
...お世辞だよね??」


「ううん。お世辞じゃない。思った事を言っただけ。」



「ありがとう。」

遊星くんが微笑んでくれた。



やっぱり,かっこいいな...


特に喋る事もなかったから寝たふりをしたけど,私の心は,ずっとドキドキしっぱなしだった。
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