♪純愛Music♪

遊星くんに完璧に惚れてしまった私は,毎日部室の窓から遊星くんの練習をのぞいている。





テニス部の遊星くんは,初めの頃は空ぶったりしてたげど最近はそんな事は1度もない。





そして,テニスコート前で遊星くんを待ち伏せして遊星君と一緒に帰るのが,当たり前の日常になってた。





「遊星君,最近テニス上手になったよね。」

「いやいや,その言葉,玲羅ちゃんにそのまま言ってあげたいよ」






「え?何で??」



「よく考えてごらん??
玲羅ちゃんが俺を見てるって事は,玲羅ちゃんのトランペットのの音が自然と聞こえてくるんだよ??

毎日聞いてりゃ,上手いか下手かもなんてすぐわかるよ。」



遊星くんが優しく言う。



...そっか。

遊星君も聴いててくれたんだ。

私の“音”を...
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