3年ライバル 短2編
「いらっしゃいませ」
今度は店員さんについて窓際の席に座った。
そんな私を見て先輩がクスリと笑う。
「なんか佐倉ってアヒルみたい
アヒルの子供。なんも知らなくてただついてくんの」
あんまり良くない言い方にムッと顔をしかめた。
でも金魚のフンとかじゃなくてよかったよ。
「ごめんごめん。何か奢るし許して」
「そんな!私怒ってないですしお金も出します!」
メニューを見る先輩がまたにこやかに私に視線をうつした。
「そうゆうと思った」
はあ、何だか先輩って本当に先輩だ
タジタジになりながら私もメニューを見た。
「決まった?」
「はい、オレンジジュースで」