3年ライバル 短2編


なぜ笑う。と私は硬直状態に陥った。

仕方なく山下先輩の笑いがひくまでオレンジジュースを飲む。



「くっふっ駄目!息できない!!」



全然先輩笑い止まらないし



「もおっ山下先輩!?」



いい加減イラついてきてやっとのタイミングで声をかけると、山下先輩は涙を拭いながら紅茶を飲んだ。



「あー面白かった」

「何がです」



山下先輩はカップをおいて肘をつくと悪戯に笑って私を見た。



「佐倉があんまりにも鈍感天然だったから。
なんとなくはわかってたけど」



私って

鈍感天然なの!?


「山下先輩、私そんな変です?」



コクリとハッキリ頷く山下先輩。

まじかああああああι






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