彼とあたし-もう1人の彼-
「何色に染める?」




そう言って目の前に
カラーのパンフレットが置かれた。




「お任せします」
「じゃ~…濃い茶色ね」
「お願いします」






―――1時間後..




「いい感じ?」
「うん!ありがとっ」




鏡に映るあたしは
まるで別人で…。


自分に見惚れてしまうほど//





「また来てね」
「はい」
「ありがとございましたぁ」





次はショッピングモールに。





電車に揺られ20分だ。



< 103 / 149 >

この作品をシェア

pagetop