彼とあたし-もう1人の彼-
あたし以外は全部!!
…白黒だったらいいのに。




ただあたしだけが
奇麗な色で飾られていたい。





そんな我が儘は…言えない。




「座らないの?」
「…座る」





きっとまさは言ってくれる。


“ねぇ?好き?”
そう尋ねれば…
ちゃんと答えを聞かせてくれるよね。





聞かせてくれるはずなのに
この不安な気持ちはなに?




どうしてこんな気持ちになるの?
信じてるはずなのにね…まさのこと。



一番に理解してるはずなのに。





好きだからこそ不安で。
不安は永遠に続くわけで…。



< 118 / 149 >

この作品をシェア

pagetop