彼とあたし-もう1人の彼-
「どうかした?」
「なんで?」
「…なんとなく」




あたしの顔を伺う仕草…
とても胸にくるんだけど!




「あ、唯伊?」
「ん?」
「放課後空いてるかな?」
「空いてるけど」
「じゃデートしよっか」
「…する!」




あたしは勢いよく答えた。







―――放課後..



あたしはトイレの鏡前にいた。





化粧直しを頑張ってます!
やっぱり振り向かれるような
カップルになりたいから。




「よしっ」






化粧を直し、
あたしは急いで教室に向かう。




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