彼とあたし-もう1人の彼-
まさの甘い香りが
あたしの鼻を擽る。




「…。」
「…。」




なんだろ?
この沈黙…。





なにか話さないと気まずい。
だけどなにも浮かばない。



よくあるパターンだね。





ふと隣のまさを見ると、
視線に気づいたのか
まさもあたしと視線を重ねた。





怖い気持ちもあるけど…。
相手は大好きなまさじゃん。


優しい瞳をしてるまさだから…
あたしの初めてはまさにあげたい。





そっと近づくまさの顔…///


数センチ先の顔…
凄く奇麗で愛しくて格好いい。





あたしはゆっくり瞳を閉じた。




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