彼とあたし-もう1人の彼-
自分の声とは思えない程
甘い声が部屋に響く。




お腹に回った手は
上へと上がってきて…
胸を優しく捕えた///





「あ…ぃ、ゃ……ん」
「もう…無理だから」
「…っ」




こんな声初めて出すし…
とてつもなく恥ずかしい。





「唯伊…愛してる」
「ん……あたしも」





―――あたしたちは初めて一つになった。




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