彼とあたし-もう1人の彼-

side 匡奇

小さな寝息を隣でたてる唯伊。




数センチ先の奇麗な寝顔…。
俺は瞬きもせずに眺めた。





今日…
初めて唯伊と一つになった。



小さな体で俺を受け入れてくれた。





時折出す甘い声に
俺の理性はかき乱され…
最後は勢いに任せてしまった。





行為が終わる頃には
唯伊は可愛い寝顔を見せた。





「ごめんな…」





俺は自分の勢いの行為に今更後悔。



唯伊は俺の中で一番大事で愛しい。
だから大切にしたかった。





だけど予告なしの行為…。
唯伊は初めてなはずで…
絶対に怖かったはずだ。




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