彼とあたし-もう1人の彼-
ベッドの下に見える
まだ多数の分厚い本。




全部エロ本だと思う。



だけど一冊で十分だよ…。
見たら後悔するだけだもん。





その時まさの視線を感じた。




「起きたんだ?」
「うん、さっきね」




まさは横になったままあたしを見つめる。




…なんだか恥ずかしくて//
あたしは視線を逸らす。





その視線先に映る…エロ本。



エロ本に気づいたのか
まさが起き上がった。






「まさか…み、見た?」
「……。」
「ゆ、唯伊ちゃん?」
「…見たよ」




苦笑いのまさ…。



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