彼とあたし-もう1人の彼-
「2人の未来楽しみにしてるよ」




そう行って去っていく猛。




「…俺もだから」




と猛を追う千尋。




2人の背にそっと微笑み、
感謝の気持ちを改めて感じた。





「未来…叶えるから」




ふと耳元で告げ…
去ろうとするまさの腕を握った。





体勢を崩しかけたまさに…不意打ち!!





「待ってる」


一言だけ言って
不意打ちのキスを重ねた。





誰かが見てたかも//
だけど見せつけてもいいよね。




だってまさは
あたしの最高の王子だもん。




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