彼とあたし-もう1人の彼-
女子の強い視線を浴びる中、
あたしは笑顔で2人の元へ。
「どうしたの?あ、まさ?」
「違う違う、唯伊ちゃんに」
「え?あたしに?」
「うん」
まさ…じゃなくてあたし?
なんなのかな。
「これまさに渡しといて」
「…自分で…」
「ダメダメ、理由有りなんだ」
「…わかった」
「よろしくね!」
笑顔で去る2人の背中に
違和感を感じながら、
ふと真っ白な封筒に目を落とした。
「なに入ってんのかな」
「ちょっと唯伊っ」
「痛い痛い!倖…」
手首を強く握られ、
強制的に椅子に座らせられた。
「2トップとどんな関係!?」
「だから言ったでしょ?」
「…メガネくんのこと?」
ちょっと声を潜めた倖。
あたしは笑顔で2人の元へ。
「どうしたの?あ、まさ?」
「違う違う、唯伊ちゃんに」
「え?あたしに?」
「うん」
まさ…じゃなくてあたし?
なんなのかな。
「これまさに渡しといて」
「…自分で…」
「ダメダメ、理由有りなんだ」
「…わかった」
「よろしくね!」
笑顔で去る2人の背中に
違和感を感じながら、
ふと真っ白な封筒に目を落とした。
「なに入ってんのかな」
「ちょっと唯伊っ」
「痛い痛い!倖…」
手首を強く握られ、
強制的に椅子に座らせられた。
「2トップとどんな関係!?」
「だから言ったでしょ?」
「…メガネくんのこと?」
ちょっと声を潜めた倖。