彼とあたし-もう1人の彼-
「俺だよ…匡奇」
「まさ?……えっ!?まさ!?」





そんなバカな…。
だってまさは…こんなに…。





「普段の俺はこれ」
「…ほんとにまさ?」
「うん」




周りの視線を感じながらも
あたしはまさを見上げる。






なにからなにまで違う。




髪型…
メガネ…(掛けてない)
服装…。





「信じれないよね…だから呼んだ」
「え?」
「猛!千尋~」
「…なんで2人が!?」





姿を現したのは猛と千尋。




「私服の唯伊ちゃんも可愛い!」
「あ、ありがと//」
「まさやめて、俺にしない?」
「…まさがいい」
「ふ、振られた…」





冗談かわかんないけど
千尋は泣き真似をする。




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