彼とあたし-もう1人の彼-
「唯伊」



あはは…唯伊“さん”じゃない!
唯伊…だって//




「唯伊?」
「え?」
「はい…」



と差し出された手。




…ギュッと重なった手からは
まさの温もりが伝わってくる。





「水族館楽しみだな」
「うん!すっごく」





それから水族館に着くまで
ずっと手も離さず話し続けた。






―――水族館にて..




「イルカ可愛い」
「唯伊のほうが可愛いけど?」
「なっ…//」





素のまさって…S丸出しじゃん!
…素のまさも段々理解してきた。




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