彼とあたし-もう1人の彼-
―――放課後..




やっとまさと2人になれた。




「唯伊?話しって?」




さっそく素になるまさ。





「あ、のね…」
「ん?」



まさを直視できない!
だ、だって…
目の前でメガネを取って、
前髪を掻きあげるんだもん//





その仕草されたら…
うまく話せないし、直視できないよ。





「唯伊?」
「あ…うん、あのね?」
「ん?」




一歩あたしに近づくまさ。




し、心臓がもたない!!
頑張れ!あたし。




「その…素のまさのことなんだけど」
「ん?」




もう!
まさ聞く気あるのかな?
ニコニコしてるし…
一歩一歩近づいてくるし!


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