彼とあたし-もう1人の彼-
「ハァ…ハァ…っ」




3階から1階までダッシュは
思った以上に辛く…
中庭に着く頃は息切れ状態。






「あ、れ…?」




さっきまでそこにいたよね?
見間違えた??



でも確かに井林くんだったけど。





辺りを見渡し…。



「いた!」





古びたベンチに座る井林くんを発見!





そっと近づき、
井林くんたちの会話を聞く。





「これって…盗み聞き?」




ボソッと呟いた時にはすでに遅く…。


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