彼とあたし-もう1人の彼-
「…そっか」




あたしはそれだけまさに返事し、席に戻った。




嫌われちゃったのかな…?
最近ろくに会話交わしてないし…
周りの視線に怯えてる気がするし…。




街を一緒には歩いてくれなくなった。





下校は……
お互い別々になってた。




あたしは周りの視線なんて気にせず涙を流した。






ただ近くにいてくれたのは…倖だけだった。



きっとあたしは、
もうまさに振られる。




まさはきっとあたしのこと嫌いになったんだ。





あの笑顔を見ることは…
きっともうないんだね。




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