彼とあたし-もう1人の彼-
カラオケ店に着き、
倖は気を遣って明るい音楽を歌う。




ずっと歌うのは倖だけど、
文句一つ言わない倖…。



ほんとに感謝でいっぱい。





「次も歌っていい?」
「…うん」
「テンション上げて!?」
「…うん!」
「唯伊は笑顔が似合うから」




そう言ってあたしの頭を撫でる倖。





「倖、一緒にこれ歌お?」
「了解♪」




倖にもう迷惑はかけたくない。




十分お世話してもらったから、
もう倖には…迷惑かけない。





ありがと…最愛の倖。




その後はカラオケを満喫した。



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