彼とあたし-もう1人の彼-
俯いて涙を零す。
廊下に落ちていく雫は…
恋の終止符だと思う。
周りの生徒は
誰1人とあたしに声掛けず、
コソコソと話すだけだった。
こんな女…逆に迷惑だしね!
顔を上げ立ち上がろうとした時…。
「ぇ…」
「愛の告白ありがと」
大きな手で目隠しをされ、
目の前は真っ暗…。
そんな中耳元で聞こえた声は…。
「…ま、さ?」
「俺のこと好き?」
手は外してくれず、
あたしの返事に返してくれず、
あたしに質問するのはまさだよね?
廊下に落ちていく雫は…
恋の終止符だと思う。
周りの生徒は
誰1人とあたしに声掛けず、
コソコソと話すだけだった。
こんな女…逆に迷惑だしね!
顔を上げ立ち上がろうとした時…。
「ぇ…」
「愛の告白ありがと」
大きな手で目隠しをされ、
目の前は真っ暗…。
そんな中耳元で聞こえた声は…。
「…ま、さ?」
「俺のこと好き?」
手は外してくれず、
あたしの返事に返してくれず、
あたしに質問するのはまさだよね?