彼とあたし-もう1人の彼-
そっと立ち上がると
まさは優しく微笑んだ。




「もう離さないからっ」




そう告げられ抱き締められた。
周りには生徒がいるのに///




「まさ…素出していいの?」
「もういいんだ」
「…そっか」




あたしも笑ってまさを抱き締めた。






「2人!!おめでとっ」




声のするほうには猛と千尋がいた。




「全く、まさのせいだかんな!」
「なにが?千尋」
「唯伊ちゃんに嫌われる寸前だった」





と千尋はあたしに笑いかけた。




確かに…喧嘩っぽくなったけど、
千尋を嫌いにはなれなかったよ。





猛も千尋も大ッ好きだから!
…まさの次にね。



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