彼とあたし-もう1人の彼-
「好きだよ」
「…ん」




そっと笑顔を見せるんだ。
その笑顔が毎日見たい。
…この先ずっと。





「映画でも見る?」
「うん!」





映画でもなんでもいい!
まさといれればなんでも。






映画館に着き、
あたしはトイレへと向かった。




戻ろうとしたら、
まさに声掛ける3人の女子がいた。





まさは苦笑いで接してるけど、
女子が一向に引こうとせず…。
あたしは決心した。





「あのっ…」
「誰あんた?」
「…彼女ですけど」
「彼女?不釣合いじゃね?」
「…。」






不釣合い…。
あたしとまさは似合ってないの?



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