★悪魔と妹★



「屋敷で雨宿りしたらどうかしら?
それとも……
私と一緒にシモン様のお店にお邪魔しない?」



聞くと、



ビーニィは高速で首を横に降った。


光る粉が雨に混じり地面に落ちてゆく。



(そんなに力一杯拒否しなくても……)


ビーニィは花の中にサッと隠れてしまった。



私は無理じいを止めて、使い魔さんとシモン様の城へ向かった。




< 116 / 127 >

この作品をシェア

pagetop