はじめてのこくはく
片想い

きっかけ


「さむーいっ」

「急に冷えてきたね。」

「ね。あ、今日わたし水やるよ。」

「そっか。じゃあ先いっとくね。」



わたしの所属する女子バスケ部にはマネージャーがいないため
準備は一年生の仕事だ。



給水機でやかんに水をいれる。


この季節の水は手の芯まで凍らせる。




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