天使の贈り物
「何で…なんで知ってんの?」

「職員室に用があったので、用を済ませて部活行こうとしたら校長室からやけにデカい藍沢先輩の声が聞こえたので、それで……ゴメンなさい、盗み聞きしました。」


恐れていた最悪の展開ってヤツなのかこれは…?盗み聞きされていたんじゃいいわけの仕様がないじゃん…

「大体、どのくらい留学するんですか…?」

そこは聞かなかったんだ…

「1ヶ月く「俺、そんなに待てませんよ…!」

「え…?」

突然、あたしはヨッシーに抱きしめられた。

「返事、まだ出せないんですか…?」



その一言に、言葉が詰まった…
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