天使の贈り物
自然と振り向きたくなかった。振り向くと、留学破棄してアイツの所へ行ってしまいそうな気がしたから…

そう思った矢先にアイツが抱きついてきた。


「俺待ってます、先輩の帰り…。待ってないと俺、いつまでもガキのような気がして…」

「そんなことない!」って否定したかった。言いたかったけれど、のどまで出かかっていたけれど、いえなかった……


そのかわり体の方が反応して、いつのまにかヨッシーを抱きしめていた。
< 125 / 160 >

この作品をシェア

pagetop