天使の贈り物
『ねぇ、ユーカにはボーイフレンドはいないの?』

キミーのその一言に、あたしは紅茶を噴き出しそうになった。

『…いるんでしょ?白状しろ!!』
『いない!いないってば!!』

リサに首を絞められ喘ぎながらあたしは答えた。

『なぁーんだ、つまんないの。』

つまんないの、じゃなくて…

『そーいえば明日はもうクリスマスだね~』

『…そーだね。』
『ユーカとリサは予定あんの?』

『あたしはもちろんあるにきまってんじゃーん!』

浮かれてるリサをよそにキミーが話しかけてきた。

『あんなガキにボーイフレンドってなんかあわないよね…』

『なんか言った?』

『『なぁんにも?』』


リサが膨れっ面になり、あたしたちはそれを見て大爆笑していた。

そんな時

『ユーカ!』
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