天使の贈り物
「俺…やっぱりガキでした。」

黙り込んでようやく口に出したのはその一言だった。

…ほぇ?

「ほんの1ヶ月なのに先輩のこと、待てなくて…」


「そ、そんなことないよ!」

内心嬉しかったし…

「え?なんていいました??」

「!!もうヨッシーなんて知るかぁー!!!」

「えぇ…」

「う…嘘だよ!気付け!!」

全く、真に受けやがって…

「よかった…で、先輩の話はなんですか?」

う……。

「あ の さ……明日、買い物…付き合ってくれる…?」


今まで以上に勇気を振り絞ってヨッシーを誘ってみた。
< 137 / 160 >

この作品をシェア

pagetop