天使の贈り物
「来たみたいだね。」


「そ、そだね…」


「祝福ってなんだろ…?」


「何かな…?贈り物…かな?」


そう考えてみたとしても、贈り物って、祝福ってなんだろう…?赤ちゃん?んなわけないし…


「贈り物かぁ…だとしたら俺、もうもらってる気がする。」


「え…?何?」


ヨッシーが出した答えはすごく単純で、すごく深いもののような気がした。


「夕花」






え…あたし?



「だって、夕花がいなかったら、今の俺はいないと思うんだ。あの日いじめっ子から助けてもらわなかった、らあの日あんな約束してなかったら、あの日衝突してなかったら…って」



あたしにはもはや、ヨッシーがなにをいってるのかわからなかった。


いじめっ子?約束??


あたしはやっぱりヨッシーにあったことがあるの…?
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