天使の贈り物
窓の外をみると、やっぱり田舎だなぁと実感させられる

「ついたよ!」

やっと着いたよ…。

あ~もうとにかくなにもしたくねー。帰ったら寝よ、ここじゃある意味危ない……


「もう行っちゃうんですか?」

「うん。」

眠いからさっさとしてくれませんか?


「またいつでもきてね♪」


え…さすがにしばらく来る気しないと思いますよ?2日間でも大変だったし…


一瞬、嫌な記憶が頭をよぎった。


う……一刻も早く飛行機にのりたい…


「あ、もうすぐ時間だし、もう行きます。」

「俺、熱が完全に下がったら帰りますってみなさんに伝えておいてください」


「…。」

「どうしたんですか?」
「前原先輩に怒られても知らないよ?」


「う…」

「というわけで言っとく。」


「え!?そんな…先輩~!」


ウザいよ?しつこいよ?早く飛行機のりたいんだからいいたいことはキッパリいえよ!!


「じゃ、もう行くから」

ったく…ながーいお別れだったよ…。

まったくとんだ北海道訪問だった………
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