天使の贈り物
第四章 なんなんだよアイツ~!
眠っていたせいか、飛行機に乗ってる時間がすごく短かった気がした。


「おかえり~!どうだった?北海道。」


どーもこーも、いい年してサングラス頭にのっけて、スポーツカーで迎えに来る母親がいるのかっていうのがすごく疑わしいのだが…。


「悩み解決した?」


「一応…」


余計増えた気もするけど…。


「そう。ま、いいじゃない。いいなぁ~あたしも行きたかったなぁ…」


あーもうこの人は…


「銀婚式にでも行けば?」


「でも沖縄もいいのよねぇ~」

…。


「自分で新婚旅行の時に行ったとかいってなかったっけ?」


「…」


まったくこの人は……


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