いじめッ子には報復を。
「希美ってさー、なんでいじめられてんの?福原に喧嘩売った?」
「んなわけないじゃん」
圭介クンの質問に即答する。
ボスに喧嘩売るなんて、そんな面倒なことしてたまるか。
「なんかいろいろ巻き込まれた。」
「あれだろ、柴崎凌斗先輩!」
「野口クン知ってんの?」
「え、中島サン!
知ってるも何も、柴崎双子って超有名人だよ?!オレらみたいなのじゃない、普通の生徒にだって知られてるよ」
「そーなんだ?なんで有名なの?」
「ホントに知らねーんだ…?あのな希美。あのふたりは三年の、というかもはやこの学校全体の……うーん、番長みたいなもんなんだよ。
オレらみたいな不良のトップだわな。」
「ほほー!」
番長!何その響き!!
そんなのこの現代にも存在するの?
まぁ、たしかに凌チャンさんも鈴サンも派手だけど、まさか番長さんになっていようとは!
「希美、凌斗先輩とどんな繋がり?」
どんなって…