いじめッ子には報復を。


「…ちっ てか、お前!長谷川!
誰に許可もらってのんを呼び捨てにしてんだよ?」


え、細かいところしっかり聞いてるのね!


「あたしの許可に決まってるじゃないですか。それに、あたしも圭介クンのこと圭介クンって名前で呼んでるし。」


あ、ちゃんと許可はもらってますよ!


「…ズルい。

で、お前らはなんで俺とのんの、『二人っきりで仲良くお弁当を食べようの会』を邪魔するわけ?」


ズルいってなんだよ凌チャンさん!
また拗ねちゃったのか!


てかそんな名前がついてるなんて知りませんでしたよ。



「…凌チャンさん、そんなネーミングじゃ怖さ半減ですよ?」



「じゃあー…『二人の愛を育む時間』」



「それ、本気で言ってます?だったらめっちゃネーミングセンスないッスね。」



第一、愛を育んでいるでしょうか?



「…のんチャンや。ストレートすぎじゃないですか…?」


「変化球はキライでっす!」


「そうですか…。」


真っ直ぐが一番ッス!!




< 119 / 257 >

この作品をシェア

pagetop