いじめッ子には報復を。
「いや…どーせサボるつもりだったし。」
『別に気ィ使わなくていいのに。
嫌いな奴と一緒にいたって楽しくないでしょ?』
タオルで髪を拭きながら、ハンガーに制服をかける。
「…嫌い??」
『嫌いッしょ??
あたしのこと。』
「は??なんで??」
……あたしに聞かれてもねぇ??
知らねーよ。
「オレは……嫌いじゃない。」
『へ?そーなの??』
白井がこっちを向いた。
「てか、お前がオレのこと嫌いなんだろ??」
『……まぁ。
嫌な奴だと認識してたけど、今はそーでもない…かな?』
ジャージ貸してくれたしね。