いじめッ子には報復を。
「な、中島サン?!
何があったんですか??
ほ、他の先生呼んできますねッ…!!」
担任がドアに手をかけた。
「逃げんじゃねーよ。
センセー、知ってたよな?
あたしがいじめられてるって。」
「え、……」
ピタッと固まる担任。
「知らねーなんて言わせねェよ。
あたしの机見て何も思わないはずないしなァ?
大体な、お前ら、
あたしに死ね死ねッて書くけど、…ホントにあたしが死んだらどうするつもり??
こいつらにこう言う風にいじめられましたッて丁寧に一人ひとりのフルネームを遺書に書いて警察に送っといてやろうか??
センセーもだよ??
学校側は原因究明中なんて言えないくらい細かく書いてやるよ。」
…みんなが固まる。
そりゃそーか。
大人しかったはずの希美が、こんな風にキレるとは思わないし、
言ってることが怖ぇ。