いじめッ子には報復を。
「えーッと…それはマジな感じでしょうか?」
「マジな感じです。」
「チャッチャラーン!ドッキリ大成功ー!みたいな看板もありませんか?」
「音楽も看板も準備してないです。
俺が彼氏じゃ嫌?」
うーん…。
「嫌も何も、あたしあなたのこと何も知りませんけど。」
名前しか知らん。
それもさっき聞いたばっかりですし。
「じゃあ、ちゃんと自己紹介したら付き合ってくれる?」
うむむ。
そう言う意味で言ったんじゃないのだが。
「自己紹介します!」
あたしの返事を待たずに勝手に自己紹介を始める。
あれか。
凌チャンさんは自由人だ。