いじめッ子には報復を。

「この画ビョウたち、どうしましょう」


ちやみにあたしはいらないぞ。

ローファーの中の画ビョウをジャラジャラさせながら処分場所を考える。


画ビョウって燃えないゴミ?

でもこんな大量の画ビョウが捨てられてたらゴミ収集のおっちゃんたちもビックリだよ。



「こんなにもらっても嬉しくないんですけどねー。」



「のんチャン…軽すぎ…」



どこに片付けようか悩んでいると、鈴サンがあたしを見てそう呟いた。


その表情は、どこか心配そうな色を含んでいる。



心配なんて必要ないのに。




「そーッスか?

でも、画ビョウ入れるなんて古典的すぎですよねー。本当に入れる人初めて見ました。」



こんなくだらないことで心配してたら、キリがないし意味もない。


画ビョウがなんだ!

こんな1センチくらいしかない針のどこに恐怖を感じればいいのか逆に聞きたいわ!



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