片恋
家に帰ってすぐ自分の部屋に行った。

ご飯も食べずにベッドの上で泣いた。

気がつくともう朝だった。
その日は学校を休む事にした。
―どうしてこんなに苦しいんだろう?

こんなに好きだったっけ?
違う。好きになっちゃったんだよね。

いつのまにか、自分でもおさえきれないほど…。

大好きになってしまった。
―井吹俊也。

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