戦慄の魔説
訓練内容は簡単
俺の訓練は獣化なしで強化した式紙を同時に5体相手をする、白銀、黒金、漆黒の3本だけで倒す
期限は一週間

シンシアの訓練は
見えないところにいる式紙に当てる

蓮華は強化した式紙を一体ずつ相手する


お互い近くで訓練していないため状況は掴めない

ただ言えるのはシンシア以外の強化した式紙は尋常じゃなく強かった


「皆さんが強くなるまでなにをしてましょうかねぇ…そうだ!!暁に連絡しましょう」


頭の中で暁を呼ぶ


「うるせぇな!!こっちは今忙しいんだよ!!」

「師匠に向かってその口の聞き方はいただけませんねぇ」


どうやらこの二人は師弟関係らしい


「で今は何を探っているのです?」

「まず世界で開発されている太陽光をより効率よくなんたらの塔だ。あんたもわかってんだろ?こっち側の霊を相手にしてる奴にも報告がくるってことを。それが今回は全く来ねぇ。そしてもう一つ、最近の出来事だが国会の下に二つの妙な霊力を感じた。その片方には微かに真実の霊力があった。なんかしらねぇか?」


「なるほど。今の世界は何を考えているのやら…それがちゃんといいほうに使われればいいのですが…もう片方は心当たりはあります。最近のことなら幻那異とヴァレルドじゃないですかね?幻那異は真実くんに負けたみたいですから」


しばらく沈黙してから暁が口を開く


「なるほど、それなら話が合うがなんで国会なんだ?俺はもう少し探るからそっちは頼むわ」


「わかりました。ではおきおつけて」


お茶をすするとため息をつく翡翠

「いやな予感しかしませんね…幻那異…あなたが生かされた理由…確実に我々霊力を使う者を苦しめるでしょう」


またため息をつく

そして扇子を閉じた

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