戦慄の魔説
しばらく沈黙があったあと黒江総理は口を開いた

「太陽光半永久的エネルギー変換塔…通称ヘリオス……あれを建てるところはまだ未定だね。君たちに連絡できなかったことは申し訳なく思ってるよ。こちらにも妨害されていたみたいでね」


年齢は60前後だろうか
まるで歴代戦士のような雰囲気を纏う黒江総理は隙がない


「なるほどならあと一つ…この地下にはなにがあるんですかね?」


「地下?私の知る限りないと思うがなにか感じたのかな?君たちには私たちにない力がある…何を感じたのか教えてほしい。」


「何でもないですよ。ただの興味です。じゃ俺はこの辺で」


窓を開け飛び出す
結構高いが問題ない


それよりも急いで帰って考えないと行けないな



「ふっ若いな。敵の陣地に一人で入るなんて。どこまで気づいいたかはわからんが対策が必要だな」

「総理……幻那異の霊力…すべて回収しました。」

「そうか…あと少しだな」


黒江総理の瞳には何かを企む光があった


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