戦慄の魔説
それから数日間
俺は凛華華音を鍛えながら過ごした

華音、凛華は30センチほどのシールドを6枚動かせるようになった
それは全面展開できるしなかなか役に立つが
まだまだ強度がイマイチだった


「相手がいつ動くかもわからない状態でいつまでも修行に費やすのは時間が少ない気がするな」

「そうね…私の部隊を動かすのは無理だと判断したほうが良さそうだし…向こうのしたいことがわからない以上予測も難しいわね」



どうしたもんか…とりあえず晴明に連絡するか

「晴明、聞こえるか?」

「あぁ、お前はだいぶむちゃをしたな。敵の陣地に乗り込むなんてバカか?」

「なんでわかんだよ…式神の効果か?プライバシーもあったもんじゃねぇな」


どうやら筒抜けらしい
さすがは安倍晴明ってとこか


「それで晴明…息子動かせるか?」


「それがな…尾行されていたらしい。うまく逃げてこの場所はバレてないみたいだが迂闊には動けないだろう」


「もう動いてんのか。逃げれたにしても俺たちを追えるってことは何らかの対処ができると考えたほうがいいかもな」



普通の人間にはまず勝ち目がない
となると何らかの対処をしてきたに違いない


一体…何をしたんだ?
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