戦慄の魔説

離れていくヘリコプターの中に何体かの霊力を感じた

｢くそッ!!早く行かなきゃまずいな｣


目の前にいる奴らはいつの間にか日本刀を持っていた


俺も背中にある棍を出す

｢かかってこいよ…格の違い見せてやる｣


すると前方と左右から攻撃を仕掛けてきた


その刀を棍で受け流し､頭と足を素早く攻撃する

｢かってぇな…骨を折るつもりでやったつもりだったんだが｣


三体は首を鳴らし切りかかってくる


それを避け顔面を突く


相手を飛ばすことは出来てもお面を割ることすらできない


｢何製のお面だよ…仕方ねぇ､久々に霊力使うか｣

棍に薄く霊力を纏わせていく

それを先端に集めていく

｢俺に霊力を使わせるなんて大した硬さだった…褒めてやるよ｣


その瞬間三体は吹き飛び額には穴が開いていた


｢結局あいつらは何なんだ…まあ今はひとまずあいつらを追わないと…｣


後ろを向き走りだそうとした瞬間今までにない霊力を感じた

振り返ると三体が立ち上がりお面は口が耳まで裂けていて巨大な口を開いている


｢何なんだよお前ら｣


するとその巨大な口から台風の風を感じさせるような叫び声を上げ､真ん中のやつが左右のやつを食い始めた