戦慄の魔説
骨を砕く音、肉を食う音が聞こえる


そして一体になり骨格がゴリゴリ音を立て変わる

口からはうめき声のような声をだし身長は2メートルくらいになり腕は長く地面についていて猫背
人のようで人でない何かが生まれた


「食って力に変える…これが俺らに対抗する力なのか?」


すると口に手を突っ込み中から霊力でできた巨大な刀をだし木によじ登り木と木を素早い動きで跳び回る


「でかいのに早いか…めんどくせぇな」


すると翡翠の声が聞こえた

「やぁ暁…?だいぶ霊力が荒れてますねぇ。もしかしてお邪魔してます?」

「わかんだったら邪魔すんじゃねぇ!!…いや、いいタイミングだ。急いで真実をクォーツの所に送れ!!」


「わかりましたけどなまってるんでクォーツさんの半径5キロにしか送れませんよ」


「構わねぇ!!あいつの足なら何とかなんだろ。とにかく頼む」


連絡を切り周りの気配を探る

音はしないがあの独特の気配はある
隙を狙っているのか


棍を構え相手が来るのを待つ


すると真上から巨大な刀を振り下ろしながら奇声を発しながら攻めてきた

落ちるスピードと振るスピードが合わさり避けるのは間に合わなそうだ


棍に霊力を纏わせ刀を受け止める


「なんて威力だ」


その威力に耐えきれず棍が真っ二つになり刀が振り下ろされる

回避をしようとしたがあまりの早さに少し服を斬られた
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