戦慄の魔説
そしてついに華音の霊力にも限界が来た


もう一枚もでない


三体は一斉に飛びかかるその瞬間上から来た何かが三体を吹き飛ばした



上から来たのは真実だった
霊力は前よりも安定していて大きい


「間に合って良かった。お久しぶりです」


「おぉ!!かっこいい登場だねまこちゃん!!」


「遅いわね」


「相手は力が強く連携もとれるみたいよ。真実倒せるかしら?」


みんなそれぞれ言ってくれた
クォーツさんはちゃんと情報を入れてくれたから助かる


「当たり前ですよ…倒します。銀狼はみんなを守ってくれ」


羽織をなびかせながら相手を見る

どうやら無傷らしい
まあダメージを与える気はなかったから当たり前だけど

人のようで人ではなさそうな外見はなんとも違和感がある

ただ微かに変な霊力の中に覚えのある霊力が少しあった

「この霊力…幻那異…?」

「らしいな…だがこいつらしい三体から感じる…どうゆうことだ」


銀狼も感じたらしいがわからないことだらけだ


相手は無言のまま少しの地響きを立てながら走ってきた


「考えるのはあとか…行くぞ」


三体同時に殴りかかってきた

「武器はなしか…なら俺も」

武器は出さずによけながら右から来た一体には鳩尾に掌底を食らわせ後ろから来たやつには胸に蹴りを食らわせ、その勢いで前から来たやつにも蹴りを食らわせた


「…すごい…」


思わず三人はハモってしまった

前の真実より格段に上がった体術


「あいつは記憶を取り戻してから体で覚えてるものと頭で覚えているものを合わせながら修行してきた。まだ昔みたいなキレはないが今の真実は強いぞ」


銀狼は言った強いは修行したからの意味とは違い、守る戦いをしているからと言う意味も込められていた
< 158 / 263 >

この作品をシェア

pagetop