戦慄の魔説
あいては何事も無かったかのように起き上がってきた


「さすがに体格が違いすぎるか…仕方ない」


手に白銀と黒金をだし構える

あいてはまた同時に攻めてくる

俺も前に走り黒金を逆手に持ち替え一体の胸を斬り、二体目はすれ違い様に白銀でわき腹を斬り、三体目は飛び越える瞬間に両腕を斬り裂いた


「悪いね。武器使って」


崩れ落ちた三体を後ろにしながらクォーツたちのところにいく


「ふぅ…あいつら何なんですかね…どうも自然にできたとは考えられないし」


「暁は国会の仕業と睨んでいるらしいわ。まあ動機はわからないけど。」


クォーツさんがそう言うとまた霊力を感じた


「危ない!!」


三人を押すと巨大な手が俺を掴み上げ力を入れ始め体の骨が軋む

「くっ!!どうゆうことだ」

腕を斬り裂いたやつが他の二体を捕食し腕を巨大に形成しながら俺を握り締めていた


鬼の面が裂け巨大な口を開きながら叫んでいる


すると真実を掴んでいる腕を高く上げ地面に叩きつけた


「ぐはっ」


地面にクレーターのようなものを作る威力
力も格段に上がっている
追い討ちをかけるようにクレーターの中心の真実に向かい自分の約三倍の両腕で何回も殴りかかる

「真実!!」

「まこちゃん!!」


華音と凛華が助けに行こうとするが銀狼に止められる


「行くな。あいつはまだ大丈夫だ。本気を出してねぇ」
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