戦慄の魔説
支度をして中庭に出る
ひとまず暁たちと合流することになったからだ

「ではシンシアちゃんまた着てくださいね。いつでも歓迎します」


「ありがとうございます翡翠さん。蓮華ちゃんもまたね」


蓮華は頷くだけでなにも言わなかった


「留守の間頼みます」


「まかせてください。あとこれを」


翡翠さんの霊力が体に入ってきた

「これでいつでもすぐに私がこの場所に転移させることができます」


翡翠さんが作った空間の穴に入ろうとしたときだった


「真実!!………死ぬなよ」

「あぁ!!わかってる」


蓮華の意外な見送りに思わず顔が緩む


「じゃ行ってきます!!」


大声でそうゆうと穴に入り景色は晴明さんの階段の前に変わる



「私はじめて晴明さんに会うんだけど大丈夫かな?」

「大丈夫だろ。リラックスリラックス」

ぽんと背中を叩き歩き出す

すると右側の森から視線を感じた気がした


「どうしたの?」


「いや……なんでもないよ」


結界の中だし敵ではないはず
気にしないで行こう
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